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2025.09.01トイプードルについて
実は気をつけたい!トイプードルが苦手な環境や音とは?
目次
はじめに|繊細な性格のトイプードルには「苦手」もある
トイプードルは明るくて人懐っこい性格で知られていますが、実はとても繊細な一面も持っています。
特に、音や環境の変化には敏感で、知らず知らずのうちにストレスを感じていることも。
この記事では、飼い主さんが気づきにくい「トイプードルが苦手とする環境や音」についてご紹介します。
苦手ポイント1|大きくて不規則な音
トイプードルのような小型犬は、私たち人間よりずっと聴覚が鋭いため、日常の些細な音でも驚いてしまうことがあります。
- 雷や花火の音
- 掃除機、ドライヤー、ミキサーなどの家電音
- 金属がぶつかる「ガシャン」という高い音
- 知らない犬の吠え声(テレビからでも反応することがあります)
これらの音は「どこから来ているかわからない恐怖」につながることもあるため、なるべく距離を取る・音量を下げる・徐々に慣れさせることが大切です。
苦手ポイント2|慌ただしい・せまい空間
トイプードルは人が多く集まる場所ではしゃぐ反面、密集した空間や落ち着けない状況に強いストレスを感じることがあります。
- 狭い部屋に大勢の来客がいるとき
- 引っ越し直後で家具の配置が変わったとき
- 騒がしいテレビや音楽がずっと流れているとき
- 頻繁に家具やインテリアが変わる空間
こうした環境では、落ち着ける「逃げ場」を用意してあげることがポイントです。
お気に入りのクッションやケージが安心できる場所になります。
苦手ポイント3|強いにおいや香り
犬はにおいにも非常に敏感です。人間にとって心地よい香りでも、犬にとっては強いストレスや健康リスクになることがあります。
- 柔軟剤や香水の強い香り
- 除菌スプレーや芳香剤の使用直後
- ペット用ではない消臭剤の誤用
- アロマディフューザーや精油(エッセンシャルオイル)の使用
特に注意が必要なのが、アロマオイル(精油)です。
一部のアロマオイルは犬にとって有害で、中毒症状や呼吸器トラブル、神経症状を引き起こす恐れがあります。
- ティーツリー
- ユーカリ
- ペパーミント
- シトラス系(オレンジ・レモンなど)
- クローブ(丁子)やシナモンなどスパイス系
などは、犬に禁忌とされている代表的な精油です。
「天然」「オーガニック」「ペットに優しい」と書かれていても安心せず、犬が過ごす空間では基本的に精油の使用を避けるのが安全です。
苦手ポイント4|突然のスキンシップ
甘えん坊なイメージの強いトイプードルですが、急な抱っこやスキンシップを嫌がる子も少なくありません。
- 後ろからいきなり抱き上げる
- 寝ているところを触られる
- 顔のまわりを急に触られる
- 子どもが無邪気に触る・追いかける行動
どんなに仲が良くても、「今は落ち着きたい」「そっとしておいてほしい」という瞬間があります。
目や耳、しっぽの動きで気分を読み取る習慣を持つと、犬も安心して甘えてくれます。
おわりに|「怖がり」ではなく「感受性が豊か」なだけ
トイプードルが苦手と感じるものは、怖がりだからではなく、感受性が豊かでよく周りを感じ取っているから。
苦手をすべてなくす必要はありませんが、「どんなことが不安になりやすいのか」を知っておくことで、トラブルやストレスを減らすことができます。
- びっくりしたらまず落ち着かせる
- 苦手なことには徐々に慣れさせる
- 安心できる環境を作ってあげる
そんなちょっとした心配りで、トイプードルとの暮らしがより穏やかで心地よいものになります。