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Columnコラム

  • 2026.01.09
    トイプードルについて

    クレート(ハウス)に慣れるとラク!トイプードルの安心基地づくり

クレート(ハウス)は、トイプードルにとっての「落ち着ける自分の部屋」です。
慣れておくと、お留守番・来客・移動・通院・災害時など、いろいろな場面で気持ちが安定しやすくなります。

本記事では、子犬でも無理なく進められる「安心基地づくり」の手順と、つまずきやすいポイントをまとめます。

クレート(ハウス)は「閉じ込める場所」ではなく「安心して休める場所」

クレートに慣れている子は、周りがにぎやかでも“自分の場所”に戻ることで落ち着きやすくなります。
逆に、慣れていない状態で突然閉じると「怖い場所」になってしまうため、最初は“好きになる練習”から始めるのがコツです。

最初に整える3つの基本(場所・サイズ・安全)

① 置き場所:静かすぎず、落ち着ける場所

おすすめは、家族の気配があるけれど、人の出入りが激しすぎない場所です(例:リビングの端)。
エアコンの風が直撃する場所、直射日光が当たる場所、テレビの真正面などは避けると安心です。

② サイズ:立てる・向きを変えられる・伏せられる

大きすぎると「中でトイレをしてしまう」ことが増えやすく、小さすぎると落ち着けません。
目安は、立って向きを変えられて、伏せて休めるサイズです。

③ 安全:首輪は外す・誤飲しやすい物は入れない

クレートに入るときは、引っかかり事故を避けるため首輪(特に飾りや迷子札付き)は外すのが安心です。
また、壊れやすいおもちゃや糸が出る布は、誤飲の心配があるので最初は控えめにしましょう。

  • 敷物は滑りにくいもの(薄いマットやタオルなど)
  • 中は暗すぎない程度に落ち着く環境(必要なら布を一部かける)
  • コード・ビニール・小物は届かないように

慣らし方の基本ステップ(1回3〜5分からでOK)

ポイントは「入る → 良いことが起きる → 出られる」を繰り返して、クレートへの安心感を積み上げることです。
焦らず“短く・回数多め”がうまくいきます。

ステップ1:クレートの近くで“いいこと”を起こす(入口まで)

まずは扉を開けたままにして、入口付近にフードを1粒置きます。
食べられたら次は少しだけ中へ。
入れない日は「入口で食べられたらOK」です。

ステップ2:自分から入って出る(扉は閉めない)

中に入って食べられるようになったら、いったん何もせずに出てもらいます。
「入ったら閉じられる」と思わせないのが大切です。

ステップ3:一瞬だけ扉を閉めて、すぐ開ける(1秒〜)

入って落ち着いている瞬間に、扉を1秒だけ閉めてすぐ開けます。
静かにいられたら褒めます。
嫌がる場合は、ステップ2に戻して回数を増やします。

ステップ4:閉める時間を少しずつ伸ばす(5秒→30秒→1分)

「静かにしている時間=開く」が伝わるように、落ち着いている瞬間を狙って開けます。
鳴いている最中に開けると、“鳴けば開く”を覚えやすいので注意します。

ステップ5:眠いタイミングを活用(成功しやすい)

遊んだ後・ごはんの後など、眠くなりやすいタイミングは成功率が上がります。
うとうとしてきたらクレートへ誘導し、短時間から「そこで寝る」を作ります。

成功しやすい“日常ルール”

  • クレートは叱る場所にしない(嫌な印象が残りやすい)
  • 無理やり押し込まない(怖さが勝つと逆効果)
  • 鳴き止んだ“1〜2秒”を待ってから開ける(静か=開くを覚える)
  • 毎日短くでOK(1回10分より、3分×3回が効果的)

よくあるつまずきと対処

入るのを嫌がる・後ずさりする

「入口に近づけただけ」で褒める段階に戻します。
中へ誘うフードは、最初は入口のすぐ前→入口→中の浅い所…と細かく刻むと、怖がりさんでも進めやすいです。

閉めると鳴く

いきなり時間を伸ばしすぎているサインです。
閉める時間を「1秒」に戻し、落ち着いている瞬間に開ける練習を増やします。
鳴きが強くなる場合は、日を分けて短い成功を積み上げましょう。

中でトイレをしてしまう

サイズが大きすぎる、または入れている時間が長い可能性があります。
子犬は我慢がまだ難しいので、「入れる前にトイレ」「起きたらトイレ」「遊んだらトイレ」をセットで考えると失敗が減りやすいです。

チェックリスト:今日からできる“安心基地”の作り方

  • 扉はしばらく開けっぱなしで、自由に出入りできる状態にする
  • 入口付近でフード1粒 → 中に1粒…を毎日数回
  • 閉めるのは「落ち着いている瞬間」に一瞬だけから
  • 眠いタイミング(遊び後・ごはん後)を狙う
  • 首輪は外す/誤飲しそうな物は入れない

まとめ:クレートは“しつけ”というより、安心を育てる道具

クレートに慣れると、トイプードルが「落ち着ける場所」を自分で選べるようになります。
大切なのは、短い成功を積み上げて「ここは安心」と感じてもらうことです。

もし強い怖がり方が続く、パニックのような反応がある場合は、無理に進めず、獣医師やトレーナーに相談できるとより安心です。