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2025.04.26トイプードルについて
【トイプードル】ブリーダーが教える!愛犬の健康を守るおうちでできる簡単ボディチェック
トイプードルはその愛らしい姿と人懐っこい性格で、世界中の愛犬家に愛されています。ですが、健康管理は飼い主さんの大切な役割。病気の早期発見やケガの予防には、日頃からのボディチェックが欠かせません。
「でも、どこをどう見たらいいの?」と悩む方も多いはず。そこで今回は、初心者でも簡単にできるトイプードルのボディチェック方法をご紹介します。スキンシップ感覚でできるので、ぜひ日課にしてみてください。
目次
まずは全身を観察しよう
チェックの基本は“見る”ことから。愛犬がリラックスしている時に、全身をざっと観察しましょう。
(1)被毛のツヤや毛量
トイプードルは毛が抜けにくい反面、毛が絡まりやすい犬種。毛並みがパサついていたり、絡まったりしていないかを確認します。普段のブラッシング時に気づくことが多いですが、全体的な毛の状態も見逃さないようにしましょう。
(2)体型や姿勢の変化
痩せすぎたり太りすぎたりしていないか。いつもと比べて歩き方がぎこちなくないかなど、体のバランスを観察します。背骨や肋骨が浮き出ていたり、お腹が膨らみすぎていたりしないかも要チェック。
手で触れて確認
目視だけではわからない異常も、手で触れることで発見できます。頭からしっぽまで、やさしく触れていきましょう。
(1)しこりや腫れがないか
皮膚の下にコロコロと動くようなしこりがないかを確認します。腫瘍や炎症の可能性もあるので、見つけたら早めに獣医さんに相談しましょう。
(2)関節や筋肉の硬さ
足や腰回りを軽く触れて、固くなっている箇所や痛がる様子がないか確認します。関節の異常や筋肉の張りなど、運動機能に関わるサインを見逃さないようにしましょう。
(3)皮膚の状態
かさぶたや赤み、湿疹、フケなどがないかを確認。トイプードルはアレルギー性皮膚炎を起こしやすい犬種でもあります。特に脇の下や内もも、耳の裏などは湿気がこもりやすいため、念入りに見てあげましょう。
目・耳・口も忘れずに
顔まわりは意外とトラブルが多い部分。気がつきにくい目・耳・口もしっかりチェック。
(1)目のチェック
目やにが多かったり、白目が赤く充血していないかを確認します。トイプードルは涙やけが出やすい犬種なので、涙の量や目元の毛の変色も注意しましょう。
(2)耳のチェック
耳の中が赤くなっていないか、汚れやにおいがないかをチェック。垂れ耳のトイプードルは耳の中が蒸れやすく、外耳炎になりやすいので定期的な掃除も大切です。
(3)口のチェック
歯茎の色や口臭も健康のバロメーター。歯石がたまっていないか、歯茎が赤く腫れていないか、口臭が強くないか確認します。歯周病は放っておくと全身に悪影響を及ぼすこともあります。
手足・爪のチェックも大切!
(1)肉球の状態
ひび割れや乾燥がないか、また異物が刺さっていないかを確認。散歩後に軽く拭いてあげると、汚れや傷のチェックができます。
(2)爪の長さ
トイプードルは室内犬なので、自然と爪が削れることは少なく、こまめな爪切りが必要です。爪が伸びすぎると歩きにくくなったり、関節に負担がかかることも。月に1〜2回程度が目安です。
お腹周りのチェックも日々のチェックでは重要です
(1)お腹の張り
食後以外でお腹が異常に膨れていたら、ガスや臓器の異常が考えられる場合もあります。痛がったり元気がない場合はすぐに動物病院へ。
(2)お尻周り
肛門腺が溜まりすぎていないか、下痢や便秘のサインがないか確認。肛門の周りが赤く腫れていたり、よくお尻を地面に擦り付けている場合は注意が必要です。
まとめ:日々のスキンシップが健康のカギ
こうしたボディチェックは、週に1〜2回程度を目安に実践しましょう。大切なのは、日頃の愛犬の状態を知っておくこと。普段の様子を把握していれば、小さな変化にもすぐに気づけます。
トイプードルは比較的健康な犬種ですが、皮膚疾患や歯周病、耳のトラブルが起こりやすい特徴もあります。定期的なチェックとスキンシップで、愛犬との絆を深めながら健康を守っていきましょう!